北九州市は、令和6年10月16日に開催された国家戦略特別区域会議において「宇宙との920MHz帯通信に関する実証試験局の免許取得に係る規制改革」の提案を行いました。
衛星との通信を行うためには、電波法に基づき、衛星に向けて電波を発信する地上局の免許が必要ですが、免許取得までに非常に時間を要し、超小型衛星の開発サイクルを迅速に回すことができないという問題が生じています。
このため、地上では免許が不要である特定小電力無線局(920MHz帯)に該当する電波を使用して、宇宙に電波を発信する場合には、事前届出を行うことで、地上局に係る実験試験局の免許申請を不要とする規制改革案を提案しました。
この規制改革により、超小型衛星の開発を迅速化し、宇宙産業への参入障壁を下げ、あらゆる主体が多彩に宇宙を利用できる社会を実現したいと考えています。