“実証しやすいまち”を掲げる北九州市は、国家戦略特区「北九州高度産業技術実証ワンストップセンター」を開設し、これまで多くの実証実験を支援してきました。そして、この度、全国初となる窓設置カメラの実証実験を支援することとなりました。
近年、市民や企業の安全・安心の確保のために、官民ともに防犯カメラの導入が進んでいますが、導入にあたっては、機器、設置工事、ネットワーク環境維持などのコストが大きいという課題も抱えています。
この社会課題を解決するため、AGC株式会社は、窓と電源があれば誰でも手軽に設置できる窓設置カメラ「ミハルモ」を新たに開発中であり、今回、「ミハルモ」を北九州市内の施設に設置して実証実験を行います。
新ビジョンで「安らぐまち」の実現を目指す北九州市での実証実験を通じて、低コスト高パフォーマンスの防犯カメラが開発・展開されることを期待しています。
1 実証概要
新開発の窓設置カメラ「ミハルモ」(詳細は別紙参照)の防犯カメラとしての活用を検証します。
具体的には、(1)従来カメラとの性能やコ ストの比較 (2)設置方法や設置位置の最適解の検証
(3)必要な機能の洗い出しとアップデート (4)地域BWA(地方自治体に振り分けられた電波)を活用することで安定した通信確保
・通信料削減の検証 を行う予定です。
2 実証事業者 AGC株式会社
3 協力事業者 一般社団法人北九州ネットワークス(地域BWA運用会社)
4 実証期間 令和7年2月13日(木) ~ 令和7年3月31日(月)
5 実証場所 (1)小倉駅前郵便局 (2)北九州市中央卸売市場
社会課題の解決や、新規ビジネスの創出につなげることを目指し、企業・大学等の研究主体による市内での高度な産業技術(自動運転・小型無人機・電波の3分野)の開発を推進するため、国と共同で平成30年10月に開設したセンターで、円滑な実証実験の実施をワンストップでサポートしています。詳細はこちら。