計測検査株式会社、九州電力株式会社
不老橋、新若戸道路橋
令和3年度
飛行や点検を得意とする各種ドローンを、使用環境により使い分けることで、ドローンが人の目視点検に代わりとなることを確認する実証実験を実施しました。
比較的構造が単純な不老橋にて、橋梁下での基本的な飛行性能、撮影性能の確認した後、複雑な構造である新若戸道路橋において、主桁間飛行による撮影のほか、支承周り、様々な形状の床板、橋脚で、人による目視点検の点検調書と同様の損傷写真が撮影できることを確認しました。
橋梁の形状や周辺環境等により、目視点検とドローンによる点検を適切に選定することで、点検技術者不足の解消と高所作業の削減による安全面の向上を図ります。さらに、今後は、点検が必要となる多くの橋梁に柔軟に対応するために、AIや3Dモデルなどの技術の活用を考えています。